混合性の特徴

高いエネルギーと低い気分が同時にある状態 — からだは疲れきっているのに、頭は走り続ける、と表現されることがよくあります。

混合性の特徴 とは、高まりの症状と落ち込みの症状が、順番にではなく同時に現れることです。臨床家はこれを、別の種類のエピソードとしてではなく、あるエピソードに伴う「特徴」として説明します — 高まり、あるいは落ち込みに 混合性の特徴を伴う もの、というかたちで。とはいえ、多くの人は今でもこれを混合エピソード、あるいは混合状態と呼びます。からだは疲れきっているのに、頭は走り続ける — 英語では、この状態をよく “tired but wired” と表現します。

なぜこれほど戸惑わせるのか

双極性障害の説明の多くは、一方の端に高まり、もう一方の端に落ち込みがある一本の線を描きます。ですから、両端に同時にいる状態は、その地図の上では意味をなしません。人はしばしば、自分はこの病気を間違ったやり方で経験しているのだ、何かに失敗しているのだと感じます。そうではありません。混合性の特徴は、きちんと認められ、記述され、そしてよくあるものです — 地図のほうが単純すぎただけです。

どのように現れるか

焦燥と絶望が同時にあること。耐えがたいと感じることについて、考えが止まらないこと。方向のないエネルギーがあり、そこに喜びがないこと。いつもより早く訪れるいらだち。休むこともできず、動くこともできないこと。

なぜ、いつも以上に丁寧なケアが必要なのか

この組み合わせは、どちらか一方の状態だけよりもリスクが高く、自殺のリスクも高まります。落ち込みの絶望が、高まりの推進力や衝動性と一緒に訪れうるからです。これは誰かを怖がらせるために言うのではありません。何をすべきかが変わるから言うのです。混合状態は、様子を見て乗り切ろうとするのではなく、早めに臨床家へ相談する理由になります。

もし考えが「ここにいたくない」という方向へ向かったり、安全でないと感じたりするなら、緊急のこととして扱ってください。 日本では、生命や身体に差し迫った危険があるときは 119(救急) に、暴力や事件など警察の緊急対応が必要なときは 110(警察) に連絡してください。死にたい・消えたい気持ちがあるときは #いのちSOS 0120-061-338、つらさや孤立をひとりで抱えているときは よりそいホットライン 0120-279-338 に相談できます(いずれも通話料無料)。危機のページに国別の窓口をまとめています。そして、この状態にある人を支えているなら、正しい言葉を言うことよりも、そばにいつづけることのほうが大切です。

正確に名づけることには意味があります。はっきりした高まりや、はっきりした落ち込みに合う治療が、混合状態には別のかたちで合うことがあるからです。「ちょっと調子の悪い時期」と呼ぶよりも、そのままの言葉を担当医に持っていくほうが役に立ちます。

関連項目

危機的な状況にある、または自分を傷つけたいと考えている場合、あなたは一人ではありません。今すぐつながれる支援があります。日本では、死にたい・消えたい気持ちがあるときは #いのちSOS 0120-061-338、つらさをひとりで抱えているときは よりそいホットライン 0120-279-338(いずれも24時間・通話料無料)に電話できます。生命や身体に差し迫った危険があるときは 119。それ以外の地域では、地域の緊急サービスに連絡してください — 今すぐ助けを得るに国別の連絡先をまとめています。